アゼライク酸(azelaic acid)

アゼライク酸

アゼライク酸の効果

アゼライク酸は、酵母や穀物などに含まれる天然成分で、飽和ジカルボン酸のことを指します。日本語ではアゼライン酸と呼ばれることもあります。

ニキビ菌の殺菌・皮脂抑制・しみなどの色素沈着防止といった効果があるとされています。そのため、ニキビ用医薬品や女性用の化粧品に配合されることの多い成分です。

また、育毛にも効果があることが近年分かってきました。

1998年の実験では、アゼライク酸と亜鉛によって「5αリダクターゼ」を90%ほど抑制できることが報告されています。

5αリダクターゼは男性型脱毛症(AGA)の原因物質である「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成に関わる物質ですので、アゼライク酸は薄毛の進行を抑える働きがあると考えられます。

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類あるのですが、アゼライク酸は主にⅠ型を抑制する働きがあるとされています。プロペシアフィンペシアの主成分である「フィナステリド」も5αリダクターゼを抑制する物質ですが、Ⅱ型のみに作用すると考えられています。

このことから、フィナステリドとアゼライク酸を組み合わせることでより薄毛に対して効果があるという考えもあるようです。

アボダートやデュタスという医薬品に使用されているデュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を抑制しますが、育毛剤として使用した場合はプロペシアよりも効果があるといわれています。

アゼライク酸の副作用

アゼライク酸の使用で大きな副作用はないとされています。

この成分を含む薬品を肌に塗った場合は、一時的に熱を感じることもありますが数十分以内にはおさまることが多いようです。

頭皮に塗った場合は、かゆみを感じる、頭皮が赤くなる、乾燥するなどの副作用がありますが、だいたい1~5%の割合だとされています。体質に合わなくて症状がひどい場合は使用をやめることをお勧めします。

しみを抑えるための化粧品にも配合されているように、色素を脱色する働きはありますが、メラノサイト(色素をつくる細胞)自体には影響しないとされているようです。

アゼライク酸の含まれる育毛剤

以上のように、アゼライク酸の薄毛に対する効果にも注目が集まっており、ミノキシジル育毛剤にも配合されるようになってきています。

ポラリス」や「ジェンヘアー」などの育毛剤に使用されており、これらの商品は高濃度のミノキシジルとアゼライク酸などの補助成分が組み合わされています。

そのため、ミノキシジルのみ配合のロゲインやリアップより育毛効果が高いと評判を呼んでいます。

ポラリスNR-08は、ミノキシジル濃度7%なのでロゲインやリアップより発毛効果が期待でき、またアゼライク酸が5%も配合されています。個人輸入通販サイトでも人気の定番商品ですね。

日本国内では直接販売されていませんが、オオサカ堂などの個人輸入代行サービスを利用してネット通販で購入することができます。

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ポラリスNR-08