アストレシンB(astressin-b)

アストレシンBの効果

アストレシンBは33個のアミノ酸から成る複合ペプチドで、ストレスホルモンを阻害する化合物です。2011年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームがアストレシンBがストレス性の脱毛を防ぐ効果があるという研究を発表しました。

実験では、ストレスホルモンの一種である副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)を過剰に生産するように遺伝子組み換えされたマウスが用いられました。マウスは慢性的なストレス状態となり背中の体毛が抜け落ちた状態となりました。

この実験の目的はアストレシンBと消化器系の機能との関連を調べるもので、アストレシンBをこれらのマウスの投与して経過観察が行われました。

しかし実験が本来目的とはするものと違った結果が得られました。アストレシンBを投与して3ヶ月経過したマウスの体毛が再生されていることが発見されたのです。

それだけではなく、体毛は加齢とともに白くなっていないことが見出されました。マウスの寿命は2年ほどですので、3ヶ月は体毛が白くなってもおかしくない期間ですが体毛は黒色のままでした。

また、研究チームは脱毛状態のマウスにミノキシジルを投与したのですが、人間と同様に劇的な育毛効果は観察されませんでした。

このことから、ストレス由来の脱毛・薄毛にはアストレシンBはかなりの効果があるのではないかと推測できます。

アストレシンBを投与したマウス

男性型脱毛症(AGA)の治療薬はフィナステリドミノキシジルなどがありますが、ストレス由来の薄毛の治療薬はあまり聞いたことがありません。

薄毛は男性ホルモンだけでなく、栄養不足やストレスも原因です。

特に女性の薄毛は原因が特定しにくいことが多いので、アストレシンBを配合した育毛剤が有効なのかもしれませんね。

アストレシンBの副作用

アストレシンBによる大きな副作用があるということはまだ報告されていないようです。

ただ、他の副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)阻害薬では、睡眠過剰や胆嚢の過活動などが生じることがあるようです。育毛剤としてはアストレシンBは内服や注射で直接投与されるわけではないので大きな副作用は生じないと思われます。

アストレシンBの含まれる育毛剤

アストレシンBを用いた育毛剤には「スペクトラルF7」があります。製造会社のDSラボラトリー社は「スペクトラルDNC」などのミノキシジル育毛剤の開発で有名です。

スペクトラルF7にはアストレシンBに加えて、銅ペプチドやプロへアリンβ4などの育毛成分が配合されています。ナノサムという技術によって、頭皮の奥まで成分が浸透するように工夫されています。

他の育毛剤と併用することも可能ですので、ミノキシジルやフィナステリドだけでは十分な効果がない方は一度試してみてはいかがでしょうか。

プロペシアやフィンペシア、ロゲインとスペクトラルF7を併用している男性も多いようですね。

スペクトラルF7は日本国内では販売されていませんが、個人輸入代行サービスをしている通販ショップから購入することができます。